教育と臨床、患者さんや同僚が「何でも話しやすい」と思えるような看護師になりたい

私は新卒で当院に入職し、現在5年目になります。整形外科、消化器内科、形成外科、皮膚科、小児科と、多くの診療科の患者さんが入院される病棟に勤務しています。いわゆる「混合病棟」ですので、学ぶことはたくさんあります。
私が当院への入職を決めたのは、家から近かったことが大きいです。もともと、中規模の総合病院で勤務したいと考えていました。インターンで当院の外科病棟でお世話になり、病院もキレイだし、スタッフのみなさんが若くて明るく感じられて、ここで働きたいと思ったのです。

今の病棟に配属になって働き始めて、最初は「小児から高齢者まで」という、年齢の幅広さに驚きました。どちらかといえば、私自身は高齢者看護の方が好きかもしれません。認知症の方もたくさんいらっしゃいますが、名前を憶えていただくところからスタートです。毎日、一生懸命にコミュニケーションをとるようにしています。
病棟全体では、外科系の患者さんもいるし、内科系の患者さんもいて、診療科も多いですから、小児の看護、整形外科や形成外科、消化器内科もみな、入院することになった疾患は違います。当然、検査や処置、治療法は違いますし、私たち看護師が行うケアも違います。でもだからこそたくさんのことを学び、患者さん一人ひとりに寄り添った看護をいろいろと考えていくことができます。
実は昨年から、教育担当もしています。病棟の師長や主任から「こういう仕事もやってみない？」と声をかけていただきました。「私が教育？」と驚きましたけれど、実際にやってみると、何だか私にもやる気が出てきました。たとえば、初めてプリセプターになるので「新人に何をどう教えれば良いか分からない」ということはよくあると思います。そんなときに私もプリセプターと一緒に教えたり、「こう伝えるとわかりやすいのではないか」とアドバイスすることもあります。最初は私もどうして良いかわかりませんでしたが、周りの先輩やスタッフにもいろいろと相談しながら、教育の仕事も続けていけそうです。

当院は、病棟が新しくなってキレイですし、設備もいろいろ揃っていると思います。若い看護師も多いですし、年がそれほど離れていない分、話やすくて相談もしやすいのではないでしょうか。とても働きやすい病院だと思います。
これからの自分のこと、「どの分野に進みたいか」などは、まだ具体的に考えられているわけではありませんが、私は常に患者と関わる、臨床にずっといたいと考えています。患者さんとの距離が近く、何でも言ってくれる、相談してくれるような看護師になりたいです。