Interviews

ママさん&主任対談

Interview

ママさん & 主任

相手を伸ばす方法は人ぞれぞれ。
一緒に高め合っていける環境をつくっていきます

これまでの経歴を教えてください

Yさん 私は出身も地元で、新卒で当院へ入職しましたが、結婚を機に一度退職しました。上の子が生まれてから派遣看護師などを経験しましたが、もう一度「ちゃんと看護師をやろう」と思い、8年ほど前に当院へ復職しました。子どもは3人、小4、年長、年少の子がいます。

Fさん 私は最初、都内の大学病院に勤務していました。産休明けで復職しましたが、他の看護師と同じように、夜勤ありのシフトで勤務していました。でも、松戸市内に家を建てたので、小さな子どもを抱えて都内まで通うことは難しく、子どもが居ても通いやすい病院を探して、6年前にこちらへ転職しました。子どもは2人、小4と小2です。

当院のママさんナースの受け入れ体制はいかがですか?

Fさん 私が当院に就職したばかりのとき、子どもはまだ保育園の年齢で、まだ小さいから急な発熱もありました。でもそのときの師長がみんなの前で、「そんなに無理して来なくて良いんだよ、子ども大丈夫なの?」って。きっと私だけではなく、回りにもわかるように言ってくれているのだ、というのを感じて、すごく嬉しかったですね。子どもが熱出た、早退しないといけない、でも周りの看護師はまだ自分に子どもが居なければ気づかない。そんなときに師長が率先して言葉をかけてくださったので、その言葉がすごく大きかったです。当院へ就職したてのときでしたので、ここで働きたい、と思えるきっかけでした。

Yさん 年長児と年少児は、院内の保育室に通っています。ここの保育室は、決められた園だけではありますが、幼稚園の送り迎えにも対応していただけます。保育士の先生が、送迎バスが来たらバスに乗せてくれて、幼稚園から戻ったら私の勤務が終わるまで保育園で預かってくれます。小さなお子さんがいても、働きやすい職場だと思います。少なくても私たちが勤務する6階病棟は、子どもの急病でも「じゃあ、私残りやりますよ、早く帰ってあげてください」と。みんな優しいです。

ママナースとして働くことに、ご家族の反応はいかがですか?

Yさん 私のところは、一番上の子が女の子なので、いろいろと家のこともお手伝いしてくれます。夫も子どもたちも、私の仕事を理解してくれているようです。夫が家事を手伝ってくれたり、子どもたちのことも見てくれたりするので、とても助かっています。夫も子どもたちも「ママがんばれ」と応援してくれているようです。

Fさん 私のところは母が一緒に住んでいますので、だいぶ助けてもらっているところはありますね。子どもが男の子2人でとても元気なので、兄弟げんかがエスカレートして家のガラスを割ったこともありました。私の勤務中に、慌てた母が電話をかけてきて発覚したんですよね。

Yさん 電話ありましたよね。覚えてます(笑)

Fさん日曜日は主人が子どもたちを見ていてくれるので、私も出勤ができます。最近は、月1回ですが夜勤もするようになりました。

子育ての経験が、今の仕事に活きてくることはありますか?

Yさん 子育てをしていると、自分が手を出してはいけない、子どもに覚えさせるときってありますよね。私の中では、新人への教育と似ているなという部分があるんです。新人にも覚えてもらうために、私は手を出さずに「見守る」ことを心がけます。見ていてハラハラすることもありますけど。でもそうやってたくさんのことを学んでいくと、1年経ったときに「成長したね」と心の底から思えますよね。

Fさん 1年経ったとき「がんばってるな、成長したな」と思いますし、確かにそういうところは子育てと新人教育って、似ているのかもしれませんね。

当院への就職を考えている、特にママさんナースに何かメッセージをお願いします。

Fさん 当院は師長さんでお子さんがいらっしゃる方は結構います。子どもが小さいうちはどうしても子どもが優先になってしまうこともありますが、子どもがある程度大きくなれば、急な発熱での早退もなくなります。当院はまだお子さんのいない看護師もたくさんいますが、早退でフォローしてもらったら、今度は別のことで自分がフォローに回る、それができる職場環境だと思います。

Yさん 私やFさん もそうですが、「ママさんナース」は、今後もキーワードになると思っています。今後の日本は、少子化により「看護師になる人」も少なくなってきますから、「今は仕事をしていない看護師」を確保するしかない。そうなったとき、「子どもがいても働ける」という私たちの姿が、その人たちの役に立ってほしい。今働いている中堅の看護師も、結婚・出産を経てまたここへ帰ってくる、そんな病院にすることを目標に、Fさんと一緒にがんばっています。