IMS(イムス)グループでは平成23年に厚生労働省より公表された
『新人看護職員研修ガイドライン』に対応する
教育プログラム【アイナースプログラム】を整備しました。
本部研修、近隣グループ病院との地区ブロック研修、院内での研修と大きく3つの研修をベースに、新人看護師を大事に育てていく教育プログラムを構築しています。入職前研修では、グループの全新人職員が集まります。同期の多くの仲間達と一緒にIMS(イムス)グループの理念や、社会人としての心構えを学ぶことで団結力を深まります。
本部研修
IMSグループの本部看護局にて主催している研修です。
主に業務時間内に本部(都内)へ出向き、座学を中心に行います。
ブロック研修
IMSグループの病院・施設を地域ごとに分け、その地域単位毎に行う研修です。講義を聞いたり、チームに分かれて発表したりします。他病院とのコミュニケーションを取り、情報収集等にも役立ちます。
ブロック単位で実施している研修
- 〈出向研修〉 本人の希望により他施設へ出向し受けることが出来る研修
- 〈公開研修〉 ブロック内で施設が公開している研修
- 〈セレクト研修〉 ブロック研修の中で選択して受講することが出来る研修
- 〈ブロック研修〉 ブロックにて企画し、実施している研修
施設研修
各施設で企画し実施している研修です。
研修プログラム:新松戸中央総合病院 2020年度(PDF)
年間スケジュール
4月
ローテーション研修(先輩のシャドーイング) |
- 各部署の特徴と行われている看護を知る
- シフト勤務に慣れる
- 患者への日常生活援助を実施する
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チェックPoint! 所属発表・配属方法
入職前研修時に「希望する科」をアンケートとともに描いてもらいます。入職式翌日から、全部署ローテーション研修に回ります。各部署2から3日程度まわり、ここで働きたいと思う部署を研修終了後にもう一度希望を出してもらいます。
その後看護部長と全員面談。配属発表となります。面談では「ここをなぜ希望したの?」という質問はしません。人となりを見て決定します。3つ選んだどこかの配属になります。
5月
[1週目]配属先の勤務シフトへ (先輩とペアになり看護援助の実施) |
- 部署の先輩を知る
- 先輩に自分を知ってもらう
- 病棟の雰囲気に慣れる
- 様々な看護技術を見学する
- 技術チェック合格の技術から実施する
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チェックPoint! 夜勤体験「夜間の病棟を知る」
夜勤が4月開始の理由。患者さんの病気には休憩はありません。24時間の患者さんを知ることにより、患者を理解でき、業務の組み立ても24時間だけで考えることができます。
[3週目]プリセプター決定 |
- プリセプターと行動開始
- プリセプターと受け持ち開始
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チェックPoint! プリセプターシップ
プリセプティに対してプリセプターを中心に精神的なサポートや目標設定を実施します。また、スキルトレーナの先輩が技術指導や業務の組み立て方について指導します。まだ何も分からなくて不安な新人看護師を現場でフォローをして安心して働けるようにサポートをします。現場での仕事を通して、実践的な教育支援を行うことはもちろん、自分たちの経験を通じてアドバイスをしています。もちろん、プリセプターだけではなく、病棟全体で新人を支える体制になっているので、ご安心ください。
教育・研修
4月
- 入職式
- 看護技術研修
- 接遇研修
- BLS研修
- ローテーション研修
5月
- ナラティブ
- 看護記録
- ME機器
- 注射(講義・演習)
- 固定チームナーシング
面談 |
- 配属先師長と「目標管理面談」
- プリセプターと「1年間の到達目標設定について」
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チェックPoint! 固定チームナーシング
固定チームナーシングとは、プライマリーナーシングの精神を受け継ぎ、個々の患者様に対して、担当看護師が入院から退院まで責任を持って看護を提供し、それを固定したチームで支援する方式です。チーム全体で患者さんの看護を考え、チーム全体で人も育てます。
チェックPoint! ほっとクラブルーキーズ
主任・副主任企画のレクリエーションを勤務時間内に行います。チームワークの向上や、気軽に悩みを相談する機会を設ける時間になる事を目的としています。内容は毎年変わるのでお楽しみに♪
6月
- 看護倫理
- 人工呼吸器
- 退院支援・ドレーン管理
- ほっとクラブルーキーズ
- 医療人としての心構え・接遇
7月~8月
- 看護記録
- フィジカルアセスメント(呼吸)
- フィジカルアセスメント(腹部)
- 褥瘡・スキンケア
9月~10月
- ナラティブ演習
- 急変対応レベルⅠ
- こころの健康づくり
- 終末期の看護、死後の処置
- 秋季オリエンテーション
番外編 多職種連携
当院では看護師だけでなく、医師や薬剤師など様々な職種が各々の専門分野の知識を活かし連携をして、患者さまの治療にあたっています。その中でも看護師は、患者様に一番近い存在です。輪の中の一職種ではなく、一番近い存在という立ち位置で連携をとれるようになってほしいと思っています。